子どもの成長

2~4か月

顔の表情がはっきりして、
かわいらしさが増してくる頃です

赤ちゃんの心と体の変化

 身長、体重などの身体発育は、赤ちゃんが順調に発育しているかどうかを判断する手がかりです。母子健康手帳にはこの数値をグラフにした身体発育曲線が掲載されていますから、参考にするといいでしょう。赤ちゃんの発育には個人差が大きいため、その子なりに発育していれば心配のないことが多いのですが、気になる時は健診時に相談しましょう。

赤ちゃんは3原色、なかでも赤い色や白黒のコントラストがはっきりしたものがよく見えますので、ベビーベッドの上に鮮やかな色の玩具やリングなどをつってあげたり、ママやパパが赤い色合いのガラガラを赤ちゃんの顔の上で振って見せたりすると、音への反応と合わせてとても喜ぶようになります。赤ちゃんは、物に触れたり、音を聞いたり、物を見たりの感覚の発達、それに目に見えた物に手を伸ばしたり、音のするほうに顔の向きを変えるなどの運動発達などが少しずつ成長していきますので、たくさん語りかけてコミュニケーションを大切にしましょう。

生後3か月頃から、自分の頭を支えられるようになり、首の動きをコントロールできる赤ちゃんが多くなってきます。これが「首がすわる」ということです。
首がすわってくると、音のするほうや目に入る物のほうへ顔を向けることができるようになると同時に、そばにあるガラガラなどの玩具に手を出し、握って口に入れたりします。

自分の手はそばにある一番の玩具なので、しげしげと眺めたり、こぶしにして口に入れたり、指を吸ったりするようになります。

赤ちゃんが少しずつ手足を思うように動かせるようになると、手が偶然に目の前にきたとき、自分の手を不思議そうに見ていることがあります。これまでは、たまたま口元にあった手や指をなめていましたが、このころから、自分からこぶしや手指をロに運んでなめるようなり自分の手を確認していきます。なめることは、その後の言葉の発達や離乳食の練習につながっています。
また、何か手に持たせてあげると、長い間握っていられるようになります。ただし、思いどおりに動かせないと、ふりまわして自分の顔にぶつけたりすることもあるので注意が必要です。少しずつこういった一人遊びをしていきます。

ポイントこの時期に大切にしたいことを考えてみましょう

  • おでかけしてみましょう。

     お天気のよい日におでかけしてみましょう。県内には子育て支援センターや子育てひろばや児童館などがあります。おでかけすることは、母子ともによい気分転換になるでしょう。

  • 「抱きぐせ」は悪い?

     赤ちゃんの自立心や自尊心、自制心を育てるには、ママやパパがいつも側にいてくれるという安心感が必要です。赤ちゃんに、自分は愛され大切にされているのだということを伝えるには、抱っこしたりさわったりすることが何より大切です。

  • 予防接種のスケジュールを確認しましょう。

     予防接種にはさまざまな種類があり、予防接種を受けてから一定期間受けれないものやある程度の年齢にならないと受けられないものなどがあります。

  • チャイルドシートに乗せましょう。

     6歳未満の乳幼児を車にのせる場合には、チャイルドシートを装着することが道路交通法で義務付けられています。赤ちゃんが泣くと、運転中にもかかわらずベルトをゆるめたり、チャイルドシートからおろしてしまったりする祖父母もいます。子どもの命を守れるのはチャイルドシートだということを家族で話し合ってしっかり確認しましょう。

  • 3~4か月健診を受けましょう。

     赤ちゃんの発育や栄養状態、先天的な病気や早期発見など、必要な項目をチェックします。赤ちゃんが健康で過ごせるように健診を受けましょう。
     家の中でもよく泣く赤ちゃんは、いつも抱っこでママも疲れてしまします。子育てがしんどいと感じたら相談しましょう。

  • おでかけ&預ける時グッズ

    おでかけ&預ける時グッズ

    預ける時の連絡メモとしても使えます。

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