子どもの成長
4歳
ほとんどの子どもが集団生活をスタートします。
こどもの心と体の変化
4歳からほとんどの子どもが保育所や幼稚園などに入り、集団生活を経験します。自分のことは自分で解決しなければいけないことが増えてきます。依存していた生活から、自立へのスタートです。しかし、まだまだ甘えてお母さんやお父さんの背中にすがりたいときもあります。甘えたいときはいつでもあたたかく受け入れてください。
4歳くらいになると、自分の言ったことやしたことがお母さん・お父さんを悲しませたり喜ばせたりすることも理解します。本当は悲しいのに表情に出さないようにすることもありますから、ふだんの生活の中で親の価値観や基準、感情を一方的に押しつけていないかという点にも配慮しましょう。親が子どもを大切に思い、その子らしさを認めていることが子どもにも伝わるように、言葉で伝えてあげることも大切です。
この時期になると、競争意識も芽生えてきます。トランプなどのゲームを通して、勝ったり負けたりする経験や、順番を守ることなどを教えましょう。社会性を育てることは、子どもの次のステップにつながります。お友達とのコミュニケーション能力を育みましょう。
弟や妹が誕生したら、やきもちをやく子もいますし、「赤ちゃん返り」をしたり、下の子にちょっといじわるしてみたり、といったことも起こります。下の子はお父さんにまかせ、上の子とふたりだけで遊んだり、外出したりするなどして以前と同じように愛されている、大切にされているという気持ちや、お母さんを独占したい心を満たしてあげましょう。「オムツ替えてあげようか、オムツをとってくれる」など、簡単なお手伝いをさせるのもいい方法です。「さすがお兄(姉)ちゃんね」とほめてあげると、幼いながらも上の子としての自覚も育ちます。一方的に「お兄(姉)ちゃんなんだから」と役割を押しつけないことも大切です。
パパとあそぼう
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- 折り紙や粘土で遊ぼう
4歳になると手先が器用になってきます。お箸を使ってご飯を食べることができるようになるのもこの頃です。そのため、手先を使った遊びを楽しむことができ、完成度が高くなります。「折り紙」や「粘土遊び」など想像力をふくらませてパパと一緒に遊びましょう。折り紙は、折り方がネットでもたくさん紹介されています。
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- ボールで遊ぼう
パパと向い合わせになって、キャッチボールから始めましょう。慣れてきたら、ゴールを見立てて、そこに向かってボールを蹴ったり、シュートしたりすると楽しさが倍増します。ボールを投げるとき、蹴るときは、子どもの脳はどの方向に、どれくらいの力で動かすかを考えています。身体を使うと同時に脳もしっかり使っているのです。「スゴイ!」「うまいね~」と言ってほめてあげましょう。相手にほめられたりそれに向けて努力することなどいろんな経験にもつながりますね。
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