マタニティライフ

妊娠8か月(28~31週間)

おなかがますます大きくなるので
「妊娠線」に注意しましょう。

ママと赤ちゃんの体の変化

 赤ちゃんが急速に成長するため、おなかが張りやすくなります。自分でははりが分からないという妊婦さんも多いので、健診のときなど医師に「柔らかい状態」と「張っている状態」をよく聞いておきましょう。早産にならないように、無理をせずに気になるときは受診しましょう。

DATA
赤ちゃんの身長:約40㎝
赤ちゃんの体重:約1500g

おなかのふくらみはかなり上にせりあがって、胃のあたりから丸く盛り上がるようになります。体重が急激に増えると、皮下脂肪の増加に表皮の伸びがついていけず、皮膚の表面がひび割れて妊娠線ができやすくなります。食べ過ぎで一気に太らないように気をつけ、保湿成分を含むクリームで皮膚のうるおいを保って妊娠線の予防をしましょう。

足や手がむくみやすくなり、あお向けで寝ると息苦しくなるので、体を休める時や夜寝る時は、心臓のある左半身を下にして横向きに寝るようにすると少し楽になると思います。

エネルギー配分が大きく変化し、母体の糖分が胎児に優先的に送られるようになるため、糖分不足になったママは、急に甘いものが欲しくなるなどの現象もみられます。

赤ちゃんは、肺以外の、心臓を主役とする循環器をはじめ、胃腸や肝臓などの消化器、腎臓などの泌尿器、いろいろな器官の機能が充実し始めます。

大切なことこの時期に大切にしたいことを考えてみましょう。
出産に向けてママになる準備をしましょう。

  • 出産準備をしよう

     赤ちゃん誕生が近づいてきました。陣痛が始まっても慌てないように、出産に向けて準備をしましょう。入院中や、産後に必要なものをそろえて赤ちゃんを迎える環境を整えましょう。

  • 連絡先リストを作っておく

     入院、出産時にどこに連絡をするのか、パパにもわかるようにリストにして貼っておくと安心です。タクシー会社の電話番号も忘れずにメモしておきましょう。陣痛時にあせらないように必要な連絡先を調べておきましょう。

  • 入院費用を準備する

     出産にかかる費用は健康保険が適用されないので、自己負担になります。出産時のトラブルによっては、予定外に費用がかかる場合もあるので、退院時にどれくらいの支払いがあり、誰に持ってきてもらうかなど、事前に家族と相談しておくと良いでしょう。

  • 入院の荷物をまとめておきましょう

     妊娠38~39週にお産になる方が多いです。いつ陣痛が始まってもいいように、37週になったら、入院用品の準備をしましょう。

  • 付き添ってくれる人をお願いする

     出産が予定より早くなったり、緊急帝王切開が必要になったりする場合もあります。パパや実家のお母さんやお父さんなどに相談して、同行してもらえるようにお願いをしておきましょう。

  • 呼吸法やマッサージの練習をする

     陣痛をやわらげる呼吸法やマッサージのイメージトレーニングをしておきましょう。パパにも練習しておいてもらっておくといいですね。立会出産など赤ちゃんを迎える準備をパパと一緒に考えましょう。