マタニティライフ

妊娠3か月(8~11週間)

ママは、自分の身体の変化に戸惑いを感じるとき。
つわりの症状が続くとなおさらですね。

ママと赤ちゃんの体の変化

 妊娠前と比べて子宮は少しずつ大きくなって、この時期には、握りこぶしぐらいの大きさになります。おなかはほとんどふくらんでいませんので、まだ、他の方には妊娠に気が付かない時期でもあります。

DATA
赤ちゃんの身長:約9㎝
赤ちゃんの体重:約30g

足の付け根あたりがキリキリと痛むことがあるかもしれません。これは子宮が成長するにつれて、子宮と骨盤の間の靱帯(じんたい)が引き伸ばされるためです。ママの体内では、妊娠を維持するホルモンがいちばん多く分泌されます。

つわりは8~9週をピークにもう少し続く方が多いでしょう。症状の程度や期間は、個人差がありますが、症状が強い時はがまんせずに産婦人科に相談してみましょう。

赤ちゃんは、9週以降は人間らしい形に進化して「胎児」と呼ばれるようになります。体や内臓などの器官ができて、8週を過ぎると中枢神経と心臓の原型が完成します。9~10週で正常な胎児心音が確認されます。流産のリスクは少なくなりますが、胎盤が完成するまでは油断できません。もし、出血や下腹部痛など流産の徴候があったら、すぐに受診しましょう。

大切なことこの時期に大切にしたいことを考えてみましょう。
出産に向けてママになる準備をしましょう。

  • 母子健康手帳を受け取る

     住民票がある市町の担当窓口で妊娠届を提出し、母子健康手帳をもらいましょう。

  • 体調を崩して薬が必要になったら医師に相談

     おなかの赤ちゃんに影響する場合があるので、市販薬を安易に飲んではいけません。

  • レントゲン撮影に注意する

     内臓を撮影する時はもちろん、歯のレントゲンにも注意して、必ず妊娠していることを伝えましょう。

  • ワーキングマザーは妊娠したことを職場に報告する

     妊娠が確定したら職場に報告しましょう。上司や親しい同僚に伝えると仕事や人間関係がスムーズです。

  • 体を冷やさないようにする

     体が冷えると子宮への血液の循環も悪くなります。靴下やストールなどを利用して、どこでも快適に過ごせるような工夫をしましょう。

  • 食事はおなかが空く前に食べる

     つわりもピークです。空腹になると吐き気が強くなるので、食べられるものを少しずつ食べましょう。