子どもの成長

2歳

自我が芽生えはじめて、何を言っても「イヤ」を連発して、
周りの大人を困らせます。

こどもの心と体の変化

 「お散歩行こうか」「イヤ!」「え?じゃあお出かけしない?」「イヤ!」となると、ママはもう、いったいどうしたいの??とかんしゃくを起こしそうになりますね。子どもなりに理由があって、この靴を履いてお出かけをしようと思ったのに、ママは別の靴を履かせた!という不満があるのかもしれません。どちらにしても、子どもなりの好き嫌いや、こだわりができてきた証拠です。自分で考えてやりたい、という意思を持つことになったという成長を喜びましょう。

2歳になると、身長は生まれたときの約1.7倍、体重は4倍近くになります。2歳前後から3歳までの間に、いちばん奥の歯が生え、全部で20本の乳歯が生えそろいます。歯みがきの習慣がますます重要になります。子どもの「ジブンデ」を尊重しながら、最後は必ず大人が仕上げ磨きをしましょう。

この時期になると何でも自分でやりたがり、はっきり自己主張をするようになります。やってあげると「いや!」と反発して自分でやって、でも思い通りにできなくてかんしゃくを起こすこともあります。そんなときに、ママが「あぁ、自分で階段を上りたかったのね」とか、「シールがうまくはがせなかったのね、でも上手に貼れてたよ」などと、気持ちを察して、やりたかったのにできなくてくやしい、という気持ちを受け止めてあげましょう。

自分の気持ちをわかってもらうことで、人の心に共感できる、思いやりを知る子どもに育っていくことでしょう。
この時期は、目と手の協応動作の経験がとても大切です。ひもとおしや型はめパズルなどで遊ぶとよいでしょう。

外遊びの経験は、身体のバランスやつかい方の練習になるので、すべり台やブランコ遊びを一緒に楽しみましょう。
言葉も「ママ ネンネ」「マンマ チョーダイ」「ワンワン イタ」など、二語文で表現できるようになります。話す言葉が少なくても、ママやパパの言うことを理解して、指示に従える場合は、そのうち発語につながります。たくさん話しかけて、一緒に遊びましょう。

パパとあそぼう

  • 飛行機ブーン

     子どもの体を飛行機に見立てます。まず、パパが寝転がり、すねの上に子どもの胸を支えて、足の甲に子どもが座る感じでかかえあげます。このときに手を握っていると安定します。そして、「飛行機出発しま~す! どこへ行きますか?」といった言葉のやり取りをしながら、「ブーン」と上に動かしてあげましょう。重たくなった2歳の子を持ち上げるのは、力持ちのパパだからできることです。でも、決して落とさないでね!

  • しっぽとりゲーム

     パパと一緒にしっぽとりゲームは楽しいですよ~。しっぽになるようなハンカチを用意して、ハンカチをしっぽのように細長くして子どものズボンにセットします。パパは、鬼になって子どものしっぽを追いかけてとったら勝ちです。くりかえして遊ぶと大変盛り上がります。