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行政

2021/04/09

新型コロナウイルス感染症に関する感染対策期への切り替えについて

令和3年4月9日

県民・事業者の皆様へ

愛媛県知事 中村 時広

新型コロナウイルス感染症に関する感染対策期への切り替えについて

県民・事業者の皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に御協力いただき、感謝申し上げます。

3月下旬に松山市繁華街の一部の店舗で広がり、一気に200名もの陽性が確認された変異株クラスターに端を発する感染拡大は、繁華街から、松山市のその他のエリアに、そして松山市以外の地域に瞬く間に拡散し、県内の感染は収まる兆候が見えません。
特に、松山市内では、連日多くの陽性が確認されるとともに、感染経路不明の新規感染事例が増加傾向にあるなど、既に地域の深いところまで感染が拡散・浸透し、もはや「市中感染のまん延」状態であると評価せざるを得ない状況です。
また、連日の多数の陽性確認で、医療機関の負荷は限界に達しており、この感染状況が続けば、コロナ患者の治療のみならず、救急医療や一般医療の提供にも困難を極め、本県は、医療崩壊の危機に直面しかねない状況です。
 県内の感染リスクと医療への負荷は、最も深刻な状況に至っており、本県は、これまで経験したことのない、最大の危機を迎えています。
 
 このため、昨日、県では、警戒レベルを最も高い「感染対策期」に移行し、4月21日までの2週間、
〇松山市繁華街から松山市内に広がっている感染を抑え込む
〇松山市から松山市以外に感染を連鎖させない
〇松山市以外でも広がりつつある感染を抑え込む
ことを最優先に、一定の社会経済活動の制限も伴う措置に取り組むこととしました。 

 そして、生活の場面での周囲との接触機会を減らすため、法律に基づき、県民の皆様に、
〇外出や人との接触、会合の機会を減らす
〇松山市との不要不急の往来を自粛する
〇感染拡大地域への不要不急の出張・往来を自粛する
ことを要請するとともに、特に松山市においては、
〇不要不急の外出自粛
を要請しました。

 また、事業者の皆様には、
〇感染防止対策の改めての徹底
を要請しました。

 県民の皆様におかれましては、
〇毎日顔を会わせている人間関係の中で過ごす
〇体調に異変を感じたら、外出や人との接触を必ず避ける
〇基本的な感染対策を徹底する(マスクは適切に着用(鼻出しマスク等は
感染対策に効果なし)、手指消毒は極めて有効)
〇「3密」の場は絶対に避ける
ことをお願いします。

 また、事業者の皆様におかれては、
〇歓迎会等、職場を挙げての飲み会の自粛
〇テレワーク、時差出勤の利用促進。
〇日常の執務室だけでなく、更衣室・休憩室等も含めた職場内感染拡大
防止対策の徹底
〇毎日の検温と報告など、従業員の体調確認の徹底。休暇取得の推奨
〇松山市や感染拡大地域への出張は、ウェブの活用や延期など代替案を検討
をくれぐれもお願いいたします。

「感染対策期」におけるその他の対策等については、別添の資料で御確認ください。

この2週間の間に、何としても感染拡大を抑え込まなければ、医療をはじめ、県民の皆様の生活や社会経済活動にさらに深刻な影響が生じます。
県民や事業者の皆様とこの危機感を共有し、一丸となって、この局面を乗り越えていきたいと考えておりますので、最大限の警戒と御協力をお願いします。

なお、昨日報道のありました県職員の送別会につきましては、大きくルールを逸脱してはいなかったものの、一部の課所において、緊張感や危機感が足りないと思われる行動があったことを確認しました。
このことは、県内の感染状況の変化を踏まえ、適切な判断ができていなかったことに起因するものであり、全職員の管理監督責任を負っている私自身と両副知事の給与を自主返上するとともに、責任者には厳重注意を行い、ルールの遵守のみならず、状況に応じた対応を即座に行うべきことを猛省するよう指示しました。併せて、全ての職員がこのことを重く受け止め、それぞれの本来の業務の中で役割を果たし、仕事の結果で返すよう、本日、訓示を行いました。
県民や事業者の皆様に様々な御無理をお願いしている状況の中、皆様の御批判を重く受け止めるとともに、お詫びを申し上げます。

 感染対策期への切り替え等については、昨日の記者会見で御説明しましたので、皆様におかれては、以下の2次元コードから、会見の録画データを御覧いただきますようお願いします。

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